快適な入れ歯の種類
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MT CONNECTOR
MTコネクター®
MTコネクター®とは、お口の構造や粘膜などを利用し、歯茎にフィットするプレートを用いた、クラスプ(バネ)のない義歯です。従来の歯を失ったときの選択肢「ブリッジ」「入れ歯」「インプラント」と並び第四の選択と言われ、前歯や奥歯など場所を問わずに、様々な特徴と対応力を持ちます。
MTコネクター®の特徴
POINT.01
バネがなく自然な仕上がり
MTコネクター®の名称は、missingteeth(欠損歯)をconnect(つなげる)の頭文字を取ったものです。入れ歯というと、バネや引っかけなどが付いていて、歯の下にピンク色の素材が付いているものを想像されるかと思います。
ところが、MTコネクター®にはバネや引っかけなどは全くありません。床(しょう)というピンク色の部分もほとんどなく、見た目はただ歯が並んでいるように見えるほど、コンパクトです。
POINT.02
シンプルなのにフィットする
この入れ歯がシンプルな構造なのにしっかりフィットする理由は床の左右にある「プレート」です。
このプレートで歯茎の粘膜にはめ込み、入れ歯を支えます。
MTコネクター®は咀嚼の動きや歯茎の形状など、人体の生理的な構造を研究して作られています。
その方特有の生理的に固定できる「フィッティングポイント」で、ピッタリとフィットするのでガタつきません。
WILLONIUM PLUS
金属素材「ウィロニウムプラス」で
今までにない快適さを実現
MTコネクター®を実現する鍵となった素材は、僅か0.35mmの薄さで強度があり、 高度な加工も可能な上に金属アレルギーの心配もない理想の素材「ウィロニウムプラス」です。
最高の装着感と使い勝手を両立する、 ドイツのマイスター制度IWCが生んだウィロニウムプラスという特殊な金属素材との出会いだったのです。
歯茎にはめ込むだけで装着できる
保険入れ歯23行程
従来のような隣の歯に金具を引っ掛ける装着法ではなく、患者様ごとに決まったある角度・方向・力ではめ込みます。
取り外し
咀嚼中、簡単に外れることはありませんが、装着時と同様、患者様ごとに決まったある方向・角度で引くと簡単に外れます。
こんなお悩みありませんか?
CASE.1 自分の歯をできるだけ削りたくない
MTコネクター®は、残りの歯が健康であれば、歯の治療は全くありません。健康な自分の歯を削ったりせずに、歯のないところにMTコネクター®を入れるだけでいいのです。
欠損治療でブリッジや部分入れ歯を選択される場合は治療の際にどうしても周囲の健康な歯を削らなくてはなりません。やはり健康や美味しい食事のためには、出来る限り自分の歯で噛みたい、そんなお悩みがある方におすすめです。
CASE.2 入れ歯を作りたいが支えられる歯が少ない
1本の欠歯で両側の歯が健康であればブリッジが使えますが、支える回りの歯が健康でなければ長持ちしないため治療が出来ません。MTコネクター®であれば周囲の歯に関係なく、歯茎で入れ歯を支えるので、支えられる歯がすくないお口でも丈夫な義歯を作れます。
CASE.3 入れ歯のバネが気になる
従来の部分入れ歯の場合、奥歯ならまだ違和感がある程度ですが、前や横の歯だと留め金が見えてしまい、一見で「入れ歯」と分かってしまいました。
MTコネクター®なら歯に掛ける留め金ではなく歯茎に固定する金属のプレートを使用します。プレートは、外からは見えないように作られており、笑ったときや大きく口を開けたときも入れ歯だと分かりません。口を開けることをためらうことなく、会話やお食事を楽しんでいただけます。
MTコネクター®のQ&A
Q.
お手入れは面倒ではありませんか?
A.
特に手間となるような手入れはなく、寝る時に外して洗うのが基本です。但し、歯茎の変化などにより微調整が必要となる場合がありますのでご相談下さい。
Q.
噛んでいる時に外れませんか?
A.
外れません。咀嚼の動きや歯茎の形状など精密に型採りをし、患者様一人ひとりにピッタリ合う形状を作ります。
Q.
脱着はむずかしいのでしょうか?
A.
歯とプレートを歯の後ろ側から斜め方向に「はめ込む」だけで装着できます。外す時も、決まった方向と決まった角度で行います。
多少の慣れとコツがありますが、難しい物ではありません。
Q.
どんな歯でも作ることができますか?
A.
基本的に一本でも健康な歯があれば、作ることができます。ブリッジが不可能な欠損歯でも対応できます。但し、土台となる歯茎の健康状態に左右されるのは他の治療法と同様ですので、まずはご相談下さい。
Q.
何回くらいの通院で作れるのでしょうか?
A.
周囲の歯が健康であれば、特に複雑な治療や痛みのある施術も必要ありません。状況により3回から5回程度の通院が目安です。
入れ歯の一部が金属で出来ている入れ歯です。プラスチック素材よりも薄く精巧に作ることができるため、 装着時の違和感が大幅に軽減されます。金属は食べ物の熱が伝わりやすいので食事をおいしく頂くことができます。
MERIT.1
金属床のメリット.1 薄くて快適
入れ歯自体材質の面積のほとんどを耐久性の高い金属を使用しています。
丈夫で壊れにくいため、保険義歯の1/3の薄さにすることができ、お口にフィットし会話もしやすくなって入れ歯の違和感が少ない入れ歯です。
MERIT.2
金属床のメリット.2 食べ物の熱が分かる
金属は熱伝導性に優れているため、食べ物の温度を感じやすくなります。
温度感覚が増すことで食感が向上します。
MERIT.3
金属床のメリット.3 生体親和性のある金属を使用
金(ゴールド)
腐食による変色が起らず、精密な加工を行いやすい金属です。厚さは、樹脂製義歯の1/3~1/5で加工できるので、口内の違和感を大幅に抑えることができます。
チタン
インプラントの素材にも使用され体内に埋め込むことが出来るほど安全性の高い金属です。その軽量さが特徴で、入れ歯すると金属部分はおよそ4.5g(1円玉5枚程度)と非常に軽く仕上がります。
コバルトクローム
永く入れ歯用材料として使用され、信頼性も実績も高い材料です。熱伝導もよく、清潔で美しい状態で永く快適にご使用いただけます。
当院で取り扱っている金属床義歯
ハイグレードタイプ
- HIGE GRADE TYPE
金・プラチナ(自費)
昔から体に安全とされる金やプラチナを主原料にした合金です。仕上がりの美しさはもとより、鋳造性に優れているので、ぴったり合いやすく、お口の中では心地よい接触感です。いろいろな食べ物の味もそのまま美味しくいただけます。部分入れ歯の場合、金属のしなやかさがバネをかける歯のダメージを少なくします。金属の再利用も可能です。
ステンレスメッシュ(自費)
網目状にミクロの孔が無数にある特殊な金属を使っています。この孔によって食事の時の味も温度も瞬時にお口全体に広がり、特にビールの泡などは口全体で直接実感できる入れ歯です。部分入れ歯については、大部分の歯が抜けてしまった上あごの部分入れ歯に適用できます。
純チタン・チタン合金(自費)
チタンは体内に埋め込むことが出来るほど安全性の高い金属で、口の中では金属味がほとんどありません。金に近い硬さの「純チタン」と、プラチナに近い硬さの「チタン合金」があり用途に応じて使い分けをします。
スタンダードタイプ
- STANDARD TYPE
超硬貨コバルトクローム合金(自費)
永く入れ歯用材料として使用され、信頼性も実績も高い材料です。スタンダードタイプには超硬質の材料を使用することで丈夫さや薄さを限りなく追求し、自然に近い装着感や快適感が得られます。人工歯の埋め込み部分に金メッキをほどこすことにより、プラスチック部分を自然な色に仕上げることもできます。
部分用金属床+ノンクラスプデンチャー
ノンクラスプデンチャーは、金属を使用しない素材で作られることが多いです。ですが、見えにくい部分に金属床を併用することで、機能を高めることができます。例えば床を薄くできるので、違和感の少ない快適な義歯となります。また、強度も高まり、たわみも少なくしっかりとした装着感が得られます。
METAL PLATE
ノンクラスプ
金属の留め金(クラスプ)の代わりに、歯肉に近いピンクの樹脂で歯茎に固定する部分入れ歯です。維持装置が金属ではなく、歯茎に同化する樹脂なので入れ歯をしていても目立ちません。
MERIT.1 審美性が高い
硬い入れ歯と歯茎の間でクッションの役割を果たし、デリケートな歯ぐきをやさしく保護します。
従来のレジン床義歯(金属のバネあり)
審美義歯(ノンクラスプデンチャー)
MERIT.2 柔軟性があるので割れにくい
特殊な樹脂で出来ており、柔軟性があるので衝撃に対しても割れにくいメリットがあります。
MERIT.3 修理・調整ができる
大きくわけて日本で取り扱っているノンクラスプデンチャーの素材にはポリアミド(ナイロン)、ポリエステル、ポリカービネート、ポリプロピレンの4種類があります。当クリニックではポリエステル系の材料を使用したノンクラスプデンチャーを取り扱っています。ポリエステルは入れ歯を修理する材料(常温重合レジン)にくっつくため、クリニックでの修理が可能です。
さらに他4つの材料に比べ硬めで、表面が傷つきにくく劣化してにくい入れ歯を作ることができます。
ノンクラスプのデメリット
DEMERIT.1
すべての症例に適応できるわけではない
ノンクラスプは義歯の床(ピンク色のプラスチックの部分)を歯の出っ張りに引っ掛けて固定します。
この歯の出っ張りのことを『アンダーカット』と言います。
『アンダーカット』が少ない場合には適応となりません。
DEMERIT.2
耐久性が劣る
噛むときに最も負荷がかかる部分が樹脂で作られているため、金属の留め金を使う保険の部分入れ歯より、耐久性が劣ります。また、入れ歯自体もほとんどのノンクラスプは半年後ぐらいで劣化が始まります。
これは材料となる樹脂が口腔内の厳しい環境に耐えられないためです。
COMFORT DENTURE
コンフォートデンチャー
歯茎と接する床の部分が、柔らかな生体シリコーンのクッションで覆われた入れ歯です。
痛みを感じやすい歯茎に厚みがない部分も生体シリコーンがクッションになるので、噛む際に痛みを生じることがほとんどありません。吸盤のように歯茎に吸着し固定されるので外れにくいのも特徴です。
コンフォートデンチャーは、歯茎に接する入れ歯の内側が生体性シリコーンという軟らかい材質で出来ております。
声帯ポリープは心臓ペースメーカーやコンタクトレンズにも使われている素材です。
MERIT.1
入れ歯特有の痛みがほとんどない
硬い入れ歯と歯茎の間でクッションの役割を果たし、デリケートな歯ぐきをやさしく保護します。
MERIT.2
噛みしめやすくどんなものでも美味しく
生体用シリコーンの柔軟性が痛みを緩和してくれるので、しっかりと噛めるようになります。
食べ物をすり潰せるような強い力が実現するので、硬いものはもちろん、イカやステーキといった弾力性のあるものも、しっかり噛めます。
MERIT.3
ガタつきにくい、はずれにくい
生体用シリコーンの適度な弾力が吸盤のような密閉性を生み出し、噛むときに発生する顎の横の動きにも抜群の吸着力を実現します。
MERIT.4
変質や劣化がほとんどない
生体用シリコーンを使っているので変質や劣化に強く、柔らかさが長期間持続します。
なぜ入れ歯で噛むと痛いのでしょうか
入れ歯による痛みというのは主に、食べ物を噛んだ時に入れ歯と歯茎がぶつかることによって生まれます。衝撃の受け止め方は天然歯の場合と歯を失って作る入れ歯の場合では異なります。
天然歯で噛んだ場合
ご自身の歯で噛んだ場合であれば、噛んだ時の力はまず歯を支える骨との間にある歯根膜に伝わり、歯根膜がクッションとなり、衝撃が弱められたうえで、顎の骨に無理なく伝えられます。
入れ歯で噛んだ場合
入れ歯の場合、噛んだときの衝撃は元々噛む力を受け止める為の組織ではない、歯茎がダイレクトに受けとめることになります。ですから、歯ぐきは、入れ歯の硬いレジン床と顎の骨との間に挟まれることになります。歯ぐきの下には硬い顎の骨があります。その形態は複雑で、骨が尖っている部分は歯ぐきも薄く、尖った骨と入れ歯の硬いレジン床に挟まれた歯ぐきは、痛みを生じやすくなります。
コンフォートデンチャーで噛んだ場合
コンフォートデンチャーは、生体用シリコーンの柔らかな素材が、入れ歯の硬いレジン床と歯茎の間でクッションの役割を果たし、歯ぐきを優しく守るので入れ歯特有の痛みを生じにくくします。
力が分散するから痛くない
柔らかな生体用シリコーンが歯茎の衝撃を分散させ、痛みを生じにくくします。吸盤のような作用で歯茎に吸着するので、外れにくく快適に噛むことができます。
生体用シリコーンを使用すると・・・
噛む力が、通常入れ歯の2倍に!